2024年 3.11 想い


想い

東日本大震災から今日で13年になります。

私自身被災者であり原発事故被害者でもあります。

毎年この時期は当時を振り返り自分自身を整える時でもあります。

現時点で死者は1万5900人、行方不明者は6県で2520人とのこと。
残された家族の方々のお気持ちが痛いほど伝わってきます。

当時の経験を思い返しても不安な事ばかりでした。
当たり前にある命が、相次ぐ地震、津波、原発事故の3重苦の日々で「命」と向き合う時間も経験しました。

 

今年、新年早々から長い揺れの地震が起き、その揺れはどこか遠くで起きていると直感的に思いました。
能登半島地震の光景をテレビで観て自分が体験した東日本大震災を思い出しました。
楽しいはずの帰省、家族みずいらず、それぞれ心新たに良き一年を願う日でもありながら、さっきの楽しい時間と恐ろしい時間が入れ替わる一変した時を体験するのは本当に恐ろしく、怖くて、つらいものだったと思います。

この震災でお亡くなりになった方々へご冥福をお祈り申し上げます。


今回の能登半島地震では1970年代に珠洲原発の建設計画があり28年にも及ぶ住民の反対運動で計画は止まった事を知り、先見の目でNOを訴えていた住民の反対運動に感謝しかないです。

一番近い志賀原発でも今回は事故には至らなかっただけですが、多くの不具合が見つかりました。また活断層が原発の下にあり、地割れや隆起が起これば原発はま逃れなかったかもしれません。

福島第一原発事故同様の事故が起きた可能性も否定できません。
また避難計画では、経路も寸断されるなど人々の多くが被ばくから逃れられない状態である事がわかりました。

私は福島第一原発被害者として原発稼働には反対をこれからも訴え続けていこうと思っています。

 

2013年から京都に避難してきた方々と国と東電を相手に避難の権利を求めて集団訴訟をして10年。

現在は大阪高裁で争ってます。
5月22日には結審をし、年内には判決が出ると予想されます。

守られるべき命、健康がないがしろにされてきた現状があり、なかった事にしようとする国の姿勢に、日本で生きる私達の暮らしが脅かされていると感じます。

9日の丸山公園でのバイバイ原発に登壇された原告の力強い訴えは素晴らしいものでした。

世の中で起きている争いがなくなりますように。
命あるみんなが幸せに生きる世の中でありますように。


笑顔つながろう会

代表 高木久美子




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